漢字の位置づけ
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これは「脱力写真館」向けに撮ったのだけど、とりあえずこっちで論評しておこうかと。
撮影場所はソウル・光化門の地下道。
漢字表記の「教保建物」とはこれ如何に?
교보빌딩の最初の2文字は会社名で、漢字表記は「教保」で間違いない。
問題は後ろの2文字。빌ビル 딩ディングという外来語であるから、当然のことながら漢字表記などできるはずがない。
ならば無理して漢字にしなくても「教保Building」とでもしておけばいい話だと思うのだが、頭ゆるゆるの韓国人はそんなこと思いもつかないらしい。
buildingを一度韓国語に訳してから、それを漢字に直すという余計なステップを踏んでいるのである。
教保ビルのことを「教保建物」と呼んでいる韓国人は1人もいない。日本人でもいない。なら中国人向けか? 違う。中国人向けなら「教保大楼」とか「教保大廈」とでもするべき。
結局のところ、韓国人は漢字というものの位置づけがわかっていないのである。看板に漢字表記をしようとするときに、漢字を韓国語として扱うべきか、中国語で扱うべきかが判断できないのである。
ソウル駅と仁川空港を結ぶリムジンバスの漢字表記を見ればわかるであろう。「ソウル」は漢字表記できないが、どうにかして漢字表記をしようと頑張った結果、中国語でソウルを意味する「漢城」の字を当てた(いまは「首爾」という字が当てられている)。ソウルを中国語で書いてしまったものだから、続く「駅」の部分も中国語で訳してしまい、行き先は「漢城火車站」となってしまった。経由地の地下鉄合井駅はそのまま「合井駅」と書いているが、中国語なら「合井地鉄站」と書くべきであろう。「仁川空港」も「仁川機場」とでもすべきだ。
結局、空港リムジンの行き先には中国語と韓国語が混在するというおかしな結果となっている。
韓国語における漢字の位置づけがあいまいであるがゆえの珍事である。彼らがなぜそこまで全文漢字表記にこだわるのかがわからない。「SEOUL駅」でなにか不都合があるのか?
漢字はしょせんはよその国から入ってきた文化であり、「偉大なる文字」であるところのハングルを使うほうが彼らには分かりやすい。しかしいともあっさりと漢字文化を捨ててしまったのは大きな過ちだったのではないかと思う。
「ハングルはどんな音でも表記できる世界で唯一の科学的な文字なんです」などと韓国人は誇らしげに言うが、笑止千万。日本語の「だつぜい」をハングルで正確に表記できるというならしてみやがれ。どの文字であれ、その国の言語を表記するのに合理的な形で進化してきている以上、韓国語を表記する上でハングルはこのうえなく便利なものであることは確かだが、他の言語を書くには適さないのだ。そのまるで根拠のない自慢はなんなんだ。
そういうことを考えずに、単なる表音文字を「偉大なる文字」と勘違いし、漢字を追いやった結果がこうして数々の笑えない看板を生んでいる。韓国政府は歴史教育に力を入れるよりも、漢字教育に力を入れる時がきているのではないか。
(2006.09.14)
国旗への敬意
もう4年も前のことだが、2002年のソルトレーク冬季五輪の男子スケートショートトラック1500メートル決勝で、トップでゴールした韓国のキム・ドンソンが失格判定を受け、米国のオーノが繰り上げで金メダルを獲得した。
トップでゴールしたキムは、韓国の国旗である太極旗を手にさっそうとリンクを滑走したのだが、直後に失格判定が出たことを知ると、その太極旗をリンクに投げ捨てたのである。
本人は投げ捨てたわけではないと言っているのだが、この行動は韓国人の愛国心を刺激したらしく、「太極旗を投げ捨てるとはなにごとか!」と激しい非難を受けることになる。
なるほど、国旗には敬意をもって接しなくてはなるまい。国旗を投げ捨てるような行為は慎むべきことであろう。ついでに他国の国旗を燃やすような行為も慎むべきことだと思うのだが。
かつての戦争時代、出征する兵隊の武運長久を祈り寄せ書きをした日の丸というのがあったが、韓国人に言わせるとあれは信じられないものらしい。「国旗に寄せ書きをするなんて!」というのが彼らの考え方。それもまた一理あるだろう。
ごく普通の市民にまで国旗に対する敬意が浸透している(ついでに他国の国旗に対する敬意も浸透させてください)ので、キム・ドンソンのまぎらわしい行為が糾弾されてしまったのだろう。
さて話かわって9月2日のこと。市内でなにかのデモがあった。そこになぜか太極旗が動員されたらしい。紙製のマラソンの応援に使うようなちゃちなものだが、それでも国旗は国旗である。敬意を持って接しなくてはなるまい。
下の写真はデモ終了後の明洞で撮影したもの。
これが国旗に対する敬意かよw![]()
(2006.09.05)
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