ここは私的な思い出から懐かしの韓国歌手を語るページです。
まえがき
1988年。ソウルオリンピックを控え、日本ではちょっとした韓国ブームとなっていた。テレビの旅行ものでは頻繁に韓国が登場し、NHKのハングル講座も通常枠とは別に2週間の集中講座を放映していたくらいだ。そして私もみごとにその集中講座を見て韓国にハマってしまったクチだ。そんな韓国ブームのなか、フジテレビでは木曜日の深夜に「SEOUL SOUL」という番組を放映していた。内容は韓国MBCの「土曜日、土曜日は楽しい」という番組を30分に編集したもので、韓国の女優イ・ヘスク(李恵淑)が司会を務めていた。韓国語に接したことがきっかけで、韓国の文化にも関心を持ち始めた私は、韓国歌謡の情報を放映してくれるこの番組を見ることにした。
初めて見た韓国歌謡の世界――。衝撃的であった。韓国女性の美しさに感動した。言葉こそさっぱりわからないものの、日本と似ていながらも似ていない不思議な世界。当時高校1年生の私にとって、初めて関心を持ってみた海外の文化だった。
そして、この番組に出てきた歌手、イ・ジヨンこそが私の韓国歌謡趣味の原点でもある。「彼女の歌をもっと聴きたい!」そんな思いから東京・京橋にある韓国書籍専門店に行きカセットテープを購入するほどだった。そのお店には韓国の芸能雑誌も売っていたのだが、なんとイ・ジヨンが表紙の「Music Life」を発見してしまった。しかし輸入書籍は概して値段が高い。高校生の経済力では購入をためらってしまうほどの額だったと思う。それでも、彼女の笑顔に負けて購入してしまった。ろくに韓国語も読めないままに……。
初訪韓時には彼女のCDを購入し、それからも韓国に行くたびに彼女の新譜を探しては購入した。韓国歌謡趣味の原点は彼女であるが、韓国への関心ももとをただせば韓国歌謡への関心が原点。ということは、今こうして私が韓国に住んでいるのも原点は彼女にあるのだ。
韓国歌謡関連のサイトは数限りなくある。しかもサイトによっては内容もかなりマニアックで、どこからそんな情報を得ているのかと思うほど濃い内容のものもしばしば見かける。日本でも韓国歌謡が市民権を得、関心が高まっているというのは喜ばしいことなのかもしれない。
その一方で、「オレのひそかな楽しみを……」という気持ちがあるというのも確かだ。
韓国歌謡サイトを見ながら「オレは韓国歌謡歴3〜4年程度のビギナーなんかじゃないぜ」という、妙な反発心があった。それらのサイトが見られるようになったのは5年前くらいからだろうか。アジア歌謡専門の雑誌なども創刊され、だんだんと「オレだけの聖域」が狭められていった。
しかし気づいた。彼らは韓国芸能界の今と未来しか見ていない。過去は興味の対象外なのだ。
もちろん、はるか昔から韓国歌謡界をウォッチしている人たちも少なからずいるはずだ。でも過去のスターを扱ったサイトはほとんど見られない。これだ。こここそが聖域だ。
そんな気持ちでこのサイトを作ることにした。ただ、内容はあくまで私個人が好きだった歌手が中心で、なおかつ過去のことを扱っている以上、更新作業はあまり行えない。あくまで個人の趣味で作ったサイトであることを念頭に、韓国にこのような歌手もいたんだということで関心を持っていただければ幸いである。
最近のチャラチャラしたK-POPなんてものが好きな人ははなっから相手にしてないのでヨロシク。