牛丼を食べにシンガポールへ(2004.5.1〜5.5)
韓国にゴールデンウィークなんてものはないのだが、どういう風の吹き回しか、会社が休みになってしまったのでどこかに行くことにした。
休みは5月1日から4日まで。行き先はマレーシアとシンガポールに決定。マレーシアからシンガポールへの移動にはかねてから乗りたかったマレー鉄道に挑戦。1日16時40分の便でクアラルンプールに向かい、シンガポールを4日22時35分に出発する便で帰国というスケジュール。連休初日の夕方出発に加え、連休明け初日の出勤は空港から直行という時間に無駄の多いものとなってしまったが仕方がない。宿泊はクアラルンプールの知人宅で2泊。マレー鉄道の寝台車で1泊なので、宿泊費はゼロも同然。マレー鉄道のチケットもインターネットで予約完了し、いざ出発なのである。
■仁川→クアラルンプール
搭乗便は大韓航空KE671便。シンガポール航空とかマレーシア航空が良かったのだが、仁川→クアラルンプール、シンガポール→仁川というオープンジョー発券ができるのが大韓航空だけだったので仕方なくそうなった。ただ、英語ができないオレとしては、機内ではいちおう韓国語が通じるので安心感は大きい。英語しか使えない航空会社に乗ってしまうと、機内食サービスでビールを頼んで水が出てくるようなことがしばしばあるのだよ。まぁ英語ができないのは自分の責任なんだけど。
搭乗率は50%あるかないかというところ。2人がけの席の窓側になったが、隣にはだれもこなかったのでノビノビと過ごせた。6時間ものフライトで隣に人がいるのはつらい。
それにしても6時間のフライトは長い。そういえば3時間を超えるフライトは10年ぶりくらいか。最近は近場の台湾くらいしか行かないからなぁ。機内では出発当日に購入した「地球の歩き方」を熟読するも、いいかげんヒマを持て余してきた。一眠りして起きるとそろそろ到着とのこと。22時20分にクアラルンプールに到着した。
空港は日本語の案内も充実していて、日本人観光客の受け入れには万全の態勢。ただ、飛行機を降りてから入国審査場に向かう「スカイトレイン」の日本語案内放送が、現地人によるアナウンステープだったのが大笑い。アクセントがどう見ても(聞いても)おかしい。「マモナクゥ、SKYTRAINガ、トーチャックシマス。ドアノマエヲアケテェ、オマチクダサイ……」。まぁその姿勢は評価しよう。
入国審査はあっという間で、機内預けにした荷物もないのでそのまま税関を通り抜け到着ロビーに出る。現地通貨を持ってないので銀行で両替し、空港地下のKLIAエクスプレスの乗り場に向かう。KLIAエクスプレスとは空港特急で、空港とクアラルンプール中央駅を27分で結ぶというすぐれもの。ロビーからエレベーターに乗って地下1階に降りると、なんとそこがホーム。切符売り場はどこかとうろたえたが、ホーム上にカウンターがあった。市内までは35リンギ(RM)。
大韓航空 KLIAエクススプレス
箱入り娘なので写真が撮れぬ。KLIAエクスプレスの車内
可もなく不可もなく……。
クアラルンプール中央駅に着き、タクシーで知人宅に向かう。海外に行くとぼったくりタクシーが多いのだが、ここはチケット制なので、カウンターで目的地までのチケットを買えばそれ以上の料金を求められることはないので便利。マレーシアは左側通行。ついいつもの習慣で助手席に乗ろうとしたらそこは運転席なわけで……。まぁいい。なんとか無事に知人宅に到着、旅装を解き2人で近くの屋台街に向かう。サテーという串焼きの屋台でビールを飲みつつ串焼きをつまむ。うまいねぇ。うまいエスニック料理など望むべくもない国から来ると、屋台街というのは宝の山じゃ。串焼きのピーナツソースもいけてる。店を変えて点心の店で餃子とか包子を食べるが、こちらもウマー。初日から非常に満足したよ。
さて、サテーを焼いてます。 左のピーナツソースが美味かも。 点心もあります。
■クタム島
滞在2日目。朝食はインド人の食堂でカレー。クレープみたいな生地に3種類のカレーをつけて食べる。うまいねぇ。
さてきょうの目的地はクタム島。「地球の歩き方」にも3分の1ページしか記述がないところ。現地在住の知人がいるといこういう穴場に行けるのでうれしいですな。この島はシーフードが名物という。どーれ、うまいシーフードをたらふく食ってやろうじゃないの!
カレーとクレープ。ウマイ! 列車で1時間。ポートクラン駅に到着 かっちょいい(?)船 クタム島まではKL(クアラルンプール)中央駅から列車で1時間ほどのポート・クランまで行き、そこから船に乗る。日曜日だったこともあり、船着き場には人があふれている。船は細長くスマートな感じ。接岸すると我れ先に乗り込もうとする人でごったがえす。韓国以下のマナーにしばし唖然。唖然としている間に乗りそこない、次の船を待つことになる。来たのは打って変わってボロい難民船もどき。それでも乗り遅れると困るので我れ先に乗り込む。こういうところでマナーうんぬんとか言ってるとろくなことないな、まったく。KL中央駅から列車で1時間ほどのポート・クランまで行き、そこから船に乗る。日曜日だったこともあり、船着き場には人があふれている。船は細長くスマートな感じ。接岸すると我れ先に乗り込もうとする人でごったがえす。韓国以下のマナーにしばし唖然。唖然としている間に乗りそこない、次の船を待つことになる。来たのは打って変わってボロい難民船もどき。それでも乗り遅れると困るので我れ先に乗り込む。こういうところでマナーうんぬんとか言ってるとろくなことないな、まったく。
さて、この難民船、とんだポンコツで、速度がまるででない。目的地に到着する前に、後から来た船に追い越されるありさまで、これには難民一同ブーイングの嵐。30分ほどで行けるはずが、ポンコツ船は1時間もかかりやがった。ただまぁ、こっちの船は風を切って走るのでそれなりに心地よかった。
ポンコツ難民船 難民のみなさま アマゾン川下り
島に着くとすぐ海鮮料理屋が軒を連ねる。短いメインストリートの両脇はほとんど海鮮料理屋だ。ということで手近な1軒に入る。魚の蒸したのと、エビの蒸したのと、カニの炒めたのと、スープとビールを頼んだ。ビールを飲み終わってもまだ料理が出てこないのだが、南の国は時間がゆったりと流れるのだろう。料理が出ないくらいでイライラしてはいかん。
さてお待ちかねの魚がでてきた。ちょっと酸味のある味付けの白身魚。この魚の名前なんだっけ? お次は辛く炒めたカニ。もう殻ごとバリバリいっちゃいましょう。次いでニガウリとツミレのスープ。ホッとする味。そして最後に蒸しエビ。久々にシーフードをたらふく食べて満足じゃ。2人で食べて100RM。3000円ほどですか。あ、そうそう。近くのトイレが、床に穴が開いてるだけで、しかも穴の向こうは海というカッコイイトイレでした。しかもドアなし。なにかの間違いで魚にあたったとして、あのトイレで用は足せない。中国の公衆便所並ですわ。それよか、シーフードの産地はどこなのよ? まさか……!
蒸したおさかな。
炒めたカニ。ちょっと辛口 蒸したエビ。 ニガウリとつみれのスープ 食べたお店はこちら 便所の写真撮ってる場合じゃないですよ。
食べ終わったところで、この島はほんとにシーフードを食べるしかすることがないようなので、帰ることにしましょう。来るときにポンコツ難民船だったので帰りは高速船に乗らねばなりませぬ。船のりばには時刻表もなく、いつ来るともしれぬ高速船を待つ。しばらくして来ましたわよ、高速船。例によって一斉に人が流れ込み、なんとか乗れたものの一番後ろの席しかない。しかもシートピッチが狭いうえ、船自体が狭い。さっきのポンコツが難民船なら、高速船は奴隷運搬船か。立ち席まででる満員御礼大盛況。あのな、救命胴衣は人数分しかないんだから、定員以上に乗せるな。さすが南の国はおおらかですなぁ。ところで難民船は風を切って走ったので気持ち良かったけど、奴隷運搬船は室内に閉じこめられているのでチトあつい。冷房はついているようなんだけどねぇ。
ウトウトしている間に港に着いた。また列車に乗ってKL市内に戻る。夜はナシゴレン・アヤムを食べ満足満足。安くてウマイ食べ物が豊富にある国というのは、とても豊かな国だと思うぞ。韓国なんて……といちいち韓国を比較対象にすべきではないか。あはは。
帰りの奴隷運搬船と奴隷の方々 車窓風景は南国ムード満点 ナシゴレン・アヤム
■KLタワー
さて3日目。きょうは市内散策ということで、KLタワーを見に行く。その前に朝食。マレー風カレーヌードルを食べる。ココナツミルクの味がウマー。
タクシーに乗りKLタワーへ。高いところに登って市内の地理をつかんでみようというわけ。ちなみにKLには世界一高いペトロナスツインタワーというのあるのだけど、展望台はない。KLタワーは至近距離にあって、しかも丘の上に立っているのでペトロナスタワーに行かなくてもほぼ同じ展望風景が見られるのだ。
イスラム風のエントランスを入りエレベーターで展望台へ。エレベーターを降りると、1人に1個ずつ、案内用の機械を渡される。ヘッドホンを装着して、展望台内に表示された番号を入力すると、そこから見える風景についての説明を聞くことができるというすぐれもの。日本語の案内もあるので非常に便利。オレはどうもせっかちな性格なので、展望台なんてあっという間に見終わってしまうのだが、案内を聴いているといちおうゆったりを見学することができますな。上から見ると、高層ビルが林立するように見えるKLの街もそれほどの大都会ではないようで、緑地となっている地域も多い。展望台内の人気スポットはやはり正面にペトロナスタワーが見える一画。みんなここで記念撮影をしていた。
ペトロナスタワーを直下から見上げる KLタワーを直下から見上げる KLタワーからペトロナスタワーを見下す
■肉骨茶
一通り見たところで下に降り、今度は昼食に。おすすめの肉骨茶の店があるというのでタクシーで目的のお店に向かう。肉骨茶というのは「バクテー」と読む。福建料理で、薬膳スープで骨付き肉を煮込んだ料理。10年くらい前にシンガポールで食べたことがあるのだけど、それが食べられるというのでうれしいかぎり。
目指すお店は見た感じ普通の小汚い食堂の趣。青菜炒めと肉骨茶を頼んで待つことしばし。お茶と一緒に肉骨茶が出てきた。薬膳スープなので漢方薬臭さがあるので日本人には好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、オレはこの味が大好きで、10年ぶりの肉骨茶に涙なみだです。好き嫌いがわかれると言えば、マレーシアには「Sarsi」という清涼飲料があって、これまたマニアの間では「毒ドリンク」として嫌われています。コーラのようなデザインの缶に入っているので、てっきりコーラみたいなものかと思って飲むと吹き出すこと請け合い。味はズバリ「サロンパスのコーラ割り」。アメリカには「ルートビア」というドリンクがあるが、それの風味を強くした感じ。とにかくものすごい味がするのでお子様にはおすすめできない。でも困ったことにオレはこういう毒ドリンクが大好き。こちらもシンガポールで飲んでから10年ぶりに飲んだのだが、いやぁ、うまいねぇ。
青菜炒め。シンプルながらもウマイ。 土鍋に入った肉骨茶(バクテー) こんなお店です。