台北1泊2日お一人様B級グルメ旅
(2007年12月9~10日)発狂しそうな日々を送っているとだいたいタイミング良くキャセイパシフィックからお得な航空券の案内が届くのだが、いちいちこれに反応して毎回毎回台湾に行くオレもどうかとは思う。今年はこれで3回目だもの。が、日本に行くチケットの半額で台北に行けるのならば台北に行くほうがお得。まして週末1泊2日の日程ならば、大枚はたいて日本に行くのはもったいない。
ソウル〜台北のキャセイは9時台の出発で、フライト時間は2時間半。時差があるので台北到着は11時前となり、空港から台北市内に到着するとちょうど昼時で、午後はまるまる使えるというのがポイント。帰りの便は17時台なので空港へのアクセスなどを考えると14時過ぎまで市内で遊べることになる。週末の気分転換にはおあつらえ向きなのだ。
で、懲りずにまたやってきた。台湾は半年ぶり。渡航回数は20回くらいになるから観光するような考えもなく、うまいものでも食べて街歩きを楽しむのが主目的だ。ここ最近の台湾行きは同行者がいたのだが今回は珍しく1人旅。うまいものをがっつり食べたい場合には複数人で行くほうが絶対いいんだけど、まぁそうそううまく同行者が見つかるわけでもなく。1人でノビノビと行くのもまたよいだろう。
と前書きはさておき。1泊2日なので身軽な格好で行けるのがよい。肩掛カバンひとつで飛行機に乗り込み、台北・桃園空港に着陸したのが10時40分。入国審査を終え11時前に到着ロビーに出られた。空港から市内へのアクセスはリムジンバスが簡単だが、新幹線を使うのも便利だ。空港から桃園駅までシャトルバスが走っているが、急いでいるのでタクシーを使った。急いでいるのは、11時16分発の新幹線を狙っているからだ。空港から駅までは車で10〜15分で、基本的に渋滞するような道でもないので時間が読みやすい。いまならまだ間に合うとタクシーに乗ったのはいいけれど、駅に着いたら11時10分。切符売り場の窓口は行列で、自動券売機でチケットを買おうとしたら発車5分前に販売終了とのことで結局買えなかった。次の列車は11時40分発で25分待たないといけない。とりあえずベンチに座って一休み。時間が来たのでホームに降り、台北行きの列車に乗り込む。台北まではわずか20分で、台北には12時ちょうどに着く。
桃園駅 桃園駅
まずは昼食としよう。台北駅の2階には商店街となっていて、むかしはここの吉野家で牛丼を食べるのが定番になっていたものだが、いつからか改装工事が始まってしまい、吉野家もなくなってしまった。今回は改装工事が終わり、新しくフードコートができていたので試してみることにする。日本のエキナカを意識したフードコートは、台北市内でショッピングモールを運営している微風広場(ブリーズプラザ)が手がけたもの。牛肉麺の名店を集めた「牛肉麺競技館」の店で魯士麺を食べた。魯士というのは豚ロースのことらしい。あっさり味のラーメン風でなかなかうまかった。
牛肉麺競技館 魯士麺
きょうの宿は民権西路にあるサンルートホテル。いわずとしれた日系ホテルチェーンで、このところここが定宿となっている。MRTの駅からホテルに向かう道にはミスタードーナツとか吉野家などが軒を連ねており誘惑されるが、ここは魯肉飯を食べたいところ。魯肉飯の大(といっても吉野家の並レベルの量)と苦瓜のスープを食べて満足した。その後近くのドトールで一服し、ホテルには14時にチェックイン。
魯肉飯と苦瓜のスープ
発狂しそうな日々から脱出し気分転換するのが目的ではあるけれど、仕事を抱えて来ているのが悲しいところ。部屋に入って早々に持参のパソコンを開いて作業を開始。が、小一時間で飽きてしまい士林夜市に向かうことにする。
MRTの剣潭駅前から広がる市場は夜市とは言っても昼間もやっている。あちこち冷やかしながら駅前の屋台街に行くことにする。ここは夜市の名の通り夜がメインで、店も夕方ごろからオープンするところがほとんど。週末の夜ともなればすごい人出で、言葉の問題もありなかなか思うように食べ物にありつけないので17時前という早めの時間に行き、人の少ないうちにサクッと食べようという作戦だ。
とりあえず大好物の揚げた食パンのなかにホワイトシチューを詰めた「棺材板」を食べておく。デザートに愛玉を食べホテルに戻る。その途中でホテル近くの市場を探索しに行き、餃子屋で焼き餃子とつみれのスープを食べる。餃子にはビールがあうのでビールも頼んで余は満足じゃ。
棺材板 餃子とスープ
ホテルに戻りちょっと作業を進める。しかしやっぱり身が入らないのであきらめてうまそうな店を検索してまた食事に出る。林森北路の食堂で牛肉麺とエビ餃子、ビールを注文する。おいしく食べたのだが、ビールが500ml入りなのでかなり腹が膨れた。腹ごなしに帰りはホテルまで歩いて行った。
牛肉麺 エビ餃子
ホテルでは仕事をしようと思いつつ、テレビで日本の番組をやっているのでついつい見入ってしまい、まるで作業が進まない。ま、気分転換しにきたからそれでもいいんだけども。
翌日は9時頃に市場周辺を散策し、朝食代わりに豆漿を飲んでからまたホテルに戻る。チェックアウトは正午までなのでシャワーを浴びたりテレビを見たりしながらゆったりと過ごし、11時半にチェックアウトした。ホテルの地下には定食屋の大戸屋があるので昼食はそちらで。生姜焼き定食とビールを平らげ満腹になる。
生姜焼き定食
ホテルを出たあとは中正記念堂に行く。数日前に記念堂の名称が変更されており、これに反対する人たちがデモをやるなど物々しい雰囲気であることをニュースで見て知っていたのでちょっとやじ馬根性で見に行った次第。正門に掲げられていた「大中至正」の文字は「自由広場」に掛け替えられており、まわりにはテレビなど取材の車も多く停まっていた。敷地の周囲は鉄条網付きのバリケードが設置されており警官の姿もあちこちに見える。
蒋介石色の排除を進める陳水扁政権は台北の空港も中正国際空港から桃園国際空港に名前を改めていて、こうした動きの一環として中正記念堂の名前も変えられたのだが、きのうのニュースではMRTの運営会社は中正記念堂駅の駅名を変える気はないらしい。
「大中至正」が「自由広場」に 中継車もいっぱい 鉄条網の前には警官が MRTの駅名はそのまんま
もうすることはないので台北から新幹線に乗り桃園駅に向かい、バスで空港に行く。第1ターミナルからの出発ではあるけれど、こちらはたいした食べ物屋がないので第2ターミナルに向かう。フードコートで魯肉飯を食べる。みやげ物屋を冷やかしたのちシャトル列車で第1ターミナルに行きチェックイン。時間に余裕があるので出国審査の前にデザートとして豆花粉圓を食べておく。出国審査後はラウンジに入り、肉まんとゴマまんをつまみながらビールを飲んで、とりあえずはうまいものを食べまくろうというミッションは無事に達成された。やるべき作業がまるで終わってないことは想定外だったが、こうしてリフレッシュすることで週明けからまた働く活力を得られたのでよいのである。
新幹線 魯肉飯 豆花粉圓 ラウンジでひといき