Be the Reds!!
イベントがあると高層ビルに垂れ幕がかけられるのは普通なんだけど、さすがに今回のワールドカップではこれまで以上に多くのビルが垂れ幕をかけてました。そんなわけで、ソウル駅前から南大門、明洞、乙支路、鍾路、光化門、市庁前などをまわって垂れ幕コレクションをしてみました。狂的なまでのあの応援は、こうした垂れ幕にあおられたものなのでしょうか。それとも応援にあおられて垂れ幕をかけてしまったのでしょうか。とにかくゲップがでそうなほどいっぱいの垂れ幕に辟易しましたです。ここに紹介するのは28種類。とりあえず見てみてくださいな。
「感動の韓国サッカー、誇らしい太極戦士」
(三星生命)
まずは無難なところからご紹介。ベスト4進出ですからね。「感動の韓国サッカー」でしょうとも。そして韓国人としては、彼らが実に誇らしいと。
「オ〜必勝コリア!! 神話創造大韓民国!!」
(新東亜火災)
「オ〜、ピルスン(必勝)コリア〜!」というのは、応援の定番となりましたね。「オ〜、ミスコリア」に聞こえるという人もいました。欧米人は「Oh! It's Korea」と叫んでいましたが、それも間違いです。
「飛び出せ!大韓民国 やったぞ!韓国サッカー」
(大韓毎日、スポーツソウル、SKテレコム)
写真入りはこういう垂れ幕では珍しいかも。ちなみに大韓毎日新聞は、韓国応援の掛け声「テーハンミングッ!」に合わせ、ロゴを「大〜韓毎日」に変えてしまいました。上の写真でもおわかりいただけるでしょうか。
「ヒディンクと韓国サッカーの勝利」
(ING生命)
ヒディンク監督をちょっと強調してみました。なぜかというとING生命はオランダ系企業。ヒディンク監督もオランダ出身でしたよね。同郷ということでこんな垂れ幕です。ヒディンクがオランダ人じゃなければ垂れ幕は出さなかったのでしょうか?ちょっと疑問です。
「世界が驚いた韓国サッカー、挑戦は続きます」
(三星グループ)
まぁいろんな意味で驚きました。あえてここでは触れませんが。世界もきっと驚いたんでしょう。いろんな意味で。挑戦は続いちゃいます。なにをするつもりなんでしょうか。
「あっぱれ!大韓国人」
(錦湖生命)
「あっぱれ」ってへんな言葉だよね。でも辞書に出てたんだもん。「大韓国人」っていう言葉も日常的には使わないな。ワールドカップゆえにこういう非日常的なことばもでてくるのでしょうか。あっぱれ。
「あっぱれ4強神話! すてきだよ大韓民国!!」
(教保生命)
あっぱれです。すてきです。ウリナラマンセーです。ベスト4で神話になっちゃいます。えぇ、なにを言ってもベスト8に行けなかった負け惜しみって言われちゃうんですがね。負け惜しみとかじゃなくて、興味がないんですよ、ほんと。
上のオレンジのはオランダ大使館が掲出したもの。ヒディンクに言ってるんですかね?それとも大使館が引き揚げてしまうとか?(まさか)
「あっぱれ!大韓民国 挑戦は続く」
(韓国通信)
もしかして「あっぱれ」って流行語になってる? 韓国通信グループの移動電話会社は略称がKTFで、「Korea Team Fighting!」というキャッチコピーを使っていました。「ファイティング」は「がんばれ」に相当します。「Korea Team Fighting!」というのが英文法的に間違っているという指摘もあったりしますが、私にはわかりません。
「GO!GO! KOREA」
(SKテレコム)
こちらは世宗文化会館に掲げられた看板で電飾付きです。夜になると点灯します。ちなみにここは路上応援のメッカでもありました。とても夜に写真を撮ることなどできません。
「私達は大韓民国を愛します!」
(朝鮮日報)
サッカーなんてどうでもいいんです。韓国を愛するんです。大統領の息子が逮捕されても韓国を愛するのです。ただ韓国人であるというだけで。
「4千万のひとつになった力 それはすでに勝利でした」
(現代建設)
試合の勝ち負けなんて小さなことなんです。4千万の韓国人がひとつになったのであれば、それだけで勝利を勝ち取ったも同然なんです。じゃぁ試合も全部負けてもよかったのか?
「あ!大韓民国 必勝!コレア」
(ロッテ観光、東和免税店)
「コリア」じゃありません。「コレア」です。なんだかしらないけど、韓国の表記が「KOREA」から「COREA」に変わっていたりしましたね。イタリア語だかスペイン語だそうなんですが、「KOREA」だとアルファベット順で「JAPAN」よりもあとにきてしまう。故に「COREA」にしたという噂がまことしやかに流れています。そういうどうでもいいとこでも日本には負けたくないんですね。
「強シュート! コリア!」
(韓美銀行)
まずこの訳があってるかどうか自信ないです。それにしても壁に堂々と太極旗です。すごいです。
「誇らしき韓国サッカー 新たな神話創造」
(三星生命)
とりあえず新たな神話が作られたんですね。なにがどういう神話なのかしらないんだけども。だんだん説明書くのが投げやりになってきたのは、ちょっとゲップがでそうになっているからで……。
「夢★は かないました」
(ハナ銀行)
かなったんですよ、夢が。どんな夢かは知らないんですけど。ワールドカップを開催したいって夢かな?ベスト16進出の夢かな?それとも日本の敗退の夢かな?なんか知らんがおめでとさん。
「大韓民国の喊声が大きくなるほど 私たちの夢はもっと大きくなります」
(ブリッジ証券)
夢を大きくするためには、対戦国の選手がフェアプレーしててもブーイングしちゃいます。だって夢のためですもの。
「やった4強! 行こう頂上へ!」
(国民銀行)
写真を撮影した時点で4位が決定してました。むなしくなるので早く撤去したほうがよろしいかと……。あ、いらぬお世話でしたか。負け惜しみなんかじゃないです。
「韓国サッカー国家代表チーム 本当に誇らしいです」
(ソウル銀行)
こちらはソウル銀行で開催している資料展示会の広告なんですが、うまい写真を使ってますね。しっかりと「ソウル銀行」の広告が入ってます。この写真を撮った人はいくらもらったんでしょうか。
「大〜韓民国 お〜必勝コリア!」
(ソウル中央郵便局)
官民あげての一大イベントですもの。郵便局だって負けちゃいませんよ。でも応援団の掛け声をそのまま書いただけ。所詮はお役所仕事ですな。なんの工夫のあとも見えません。とりあえずやっておけばいいかというやっつけ仕事のような気も……。
「誇らしい韓国サッカー 新世界がともに応援します」
(新世界百貨店)
新世界が一緒に応援したからどうなるものでもありません。なんか恩着せられそうですね。「ウチが一緒に応援したからベスト4まで行ったんだ!」とかって。
「太極戦士 国民意識 大韓民国万万歳!」
(ソウルロイヤルホテル)
全部漢字語でまとめてみました。そして垂れ幕も赤ではなくて緑。赤一色の街中でこれだけ緑。なんか目がチカチカしてくるんですが……
「ひとつになった韓国サッカー、ドイツでもう一度!」
(ソウルプラザホテル)
するってぇとなにか?これまで韓国サッカーはひとつじゃなかったのかい? オレの読解力不足? そしてドイツでまたなにをするつもりなのか? 「ナチスの子孫は帰れ!」と書いたプラカードを振り回すとか?(やめときなさい)
ちなみに、下の垂れ幕は「韓国サッカー世界3位を祈願します」と書いてある。さっきのと同様、この時点で4位決定してますので……。
「がんばれ韓国」
(中小企業銀行)
日本語に直訳するとおかしいので訳は一部省略しました。韓国代表のユニフォームってこんな色でしたっけ?なんか口先だけ応援してるって感じがするんですが……。
「大〜韓民国 万歳!」
(朝興銀行)
勝っても負けても使える垂れ幕。ベスト4進出時には感激のうれし涙。負けたときには悲しい涙。ちなみにこれは朝興銀行本店ですが、光化門前の支店にも同じ垂れ幕が掲げられてました。
「ワールドカップ成功! ソウル市民のみなさんありがとう」
(ソウル特別市)
撮影した時点でまだ閉会してないんですよね。すべてが終わる前に「成功しましたありがとう」というのはちょっとせっかちでは?それとも韓国の出場する試合が終わればあとは関係ないとか? 後ろの白い垂れ幕は人権団体による便乗垂れ幕です。あまり気にしないように。
「あなたを記憶します。永遠に……」
(東亜日報)
恨の国の人ですもの。記憶力なら負けないわ。いいことも悪いことも記憶しますよ。ただし自分に都合の悪い部分はさっさと忘れます。
「完璧な電力確保! 大韓民国ファイティング!」
(韓国電力公社)
「完璧な便乗広告! 電力公社ファイティング!」 気持ちはわかる。テレビ中継中に停電なんてしたら目も当てられないもんな。
「ワールドカップの成功を一流国家跳躍の足がかりに!」
(鉄道庁)
結局それかよ。ワールドカップも一流国家になるための踏み台ってことね。踏みにじられたワールドカップって感じ? まぁみなさんの応援姿勢から判断すると一流国家入りはもう少し先のことになりそうですな……。
と、こんな感じで垂れ幕を収集してみました。何年かあとにはきっと貴重な資料になることまちがいなしです(笑)。それにしても、街中がこんな調子ですからほんとにうんざりしました。ワールドカップも終わり街はようやく平静を取り戻しました。これでやっと平穏な生活に戻れそうです。
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